目的と手段の あいだ にあるもの(私見)

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目的と手段の あいだ にあるもの(私見)

 

 手段の目的化を戒める考えや、手段⇒目標⇒目的と、手段と目的の間に目標を入れる考えもありますが、まだ何か要素が漏れているように感じることがあります。
 実行力を高めるためには、目的と手段の“あいだ”をつなぐ何かがあるのではないか、また必要なのではないかと考えます。

目的と手段をつなぐ要素と考えられるもの

実施、順序、優先順位、重要性、必要性試行錯誤 (創意工夫)

 

「何としてもこれだけは」という強い意志

 

 あまりにも卑近な例ですが、仮に一度も行ったことがないが、重要な目的地に自家用車で時間どおりに向かわなければならないとした場合、誰でもカーナビを利用すると思います(経営は、全自動ではないため、悩ましい例ではありますが……)。

 

 必要性が高ければ、誰でもカーナビを使うことから考えても、必要性があれば誰でも計画を立てることが分かります。
 逆に、無計画であるとした場合、必要性への落とし込みが不足していたり、不徹底であることが疑われます。

 

 必要性の認識が、“先行管理”の徹底につながると考えます。先行管理について、難しく考えることはなく、カーナビを扱う迄にしておかなければならない手順確認のような手軽さが必要なのではないでしょうか。最小限管理を目指すべきです。
 また、必要性が高いのだから、管理せざるを得ない状況のはずともいえます(管理すべきか分からない状況の中、システムで何でも管理しようとして、無駄な管理が増えている皮肉な現実も目にします)。

 

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