財務に強い中小企業診断士
そもそも「戦略」とは何だ?
世の中には掃いて捨てるほどの戦略定義に溢れています。
せん‐りゃく【戦略】
1 戦争に勝つための総合的・長期的な計略。スポーツの試合においても用いる。
2 組織などを運営していくについて、将来を見通しての方策。「経営戦略の欠陥」「戦略的人生論」「販売戦略を立てる」
[補説]具体的・実際的な「戦術」に対して、より大局的・長期的なものをいう。
(出典)デジタル大辞泉
まず、辞書的な内容で満足できるならば、この記事は無用です。
どうして、こんな浅薄な内容で分かった気になれたのか、そしてなれるのか不思議としか言いようがありません。
結局誰も理解してないし、誰も説明できない、それが「戦略」というものなのでしょうか。
計画支援者としての立場から
結局、戦略なんてものは計画を立てることからしか付随して出てきません。
よくあるフレーズに、「戦略不全」だとか、「そもそも日本人には『戦略』がない」だとか、結局自分でも納得してないし、自分でも説明できないということを自白しているような風に感じてしまいます。
戦略が上位概念だ? そんなこともないです。
「つまり?」「要約すると?」の類ではない。論理の見えないものを戦略というのはおかしい!ということです。
戦略とは、制約条件を基準にして、最適解を導くこと。
この定義は、計画策定支援を多く経験する中で、こうとしか言えないという内容です。
ほかの支援者の計画を見て思うのは、圧倒的に制約条件について考えが及んでいないために、ポエムになっているものが多いという印象です。
制約条件はときとして「弱み」として認知されることもあるでしょう。しかし、大体がSWOT分析で書くだけ書いておいて放置するパターンです。それならばSWOTに書かないでくれ!と言いたくなります。
制約条件とは、平たく言えば上限がある それだけのこと。
それでも計画策定支援をしていてつくづく感じるのは、「制約条件こそその会社を示すそのもの」ということが多いことです。制約条件は決してマイナスのものだけではない。
この逆転の発想、世の中は反対にできているのかもしれないという視点、これが見えてこないとなんのブレイクスルーに繋がりません。
制約条件のない会社などどこにもありません。どう逆立ちしてもできっこない相談がその会社ならではの性格で横たわっています。
ならばその制約条件の中でどうやって成長の核を見つけていくのか、これしかありません。戦略はどうしても上位概念としたくなる気持ちも分かりますが、泥臭くない戦略は単なる抽象論でしかない! これも真実だと思います。
結局はコレ
結局はこれに尽きると思います。
足りない中で、そのないをどれだけ活かせるのか、それを示せということです。
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